Shrine Walker

JR外房線土気駅から県道１３１号線を北上し下大和田町に入ると左側に荒久公民館があります。その北側に神社があるのですが鳥居にも社殿にも神社名が書いておらず、他にも神社名を示すものがないため何という名前の神社であるのかが分かりません。

県道１３１号線から見える神社の入口です。茶色の鳥居は金属で覆われており奉納時期は不明でした。

境内に入り参道を進むと左側に力石がありました。奉納時期は明治３０年６月となっていますが、石の置いてある台は新しいもののようでした。

社殿手前右側にある手水舎です。水道蛇口タイプで水盤は明治４２年に奉納と掘られていました。

社殿は覆屋に覆われた本殿と拝殿がつながっているタイプです。拝殿入口から中を覗けたので見てみると左側に写真が飾られていました。その中の一枚にこの社殿の前に２０人くらいで並んで写っている写真がありその写真の下に「鹿殿神社　落成記念　平成12年3月12日」と書かれていました。どうやら新しい社殿が完成した時に宮司さんや関係者の方々で撮った写真のようです。この写真からこの神社は鹿殿神社という名前であることが分かりました。

社殿の右側には古い水盤と思われる石が置いてありました。側面には鹿と思われる動物が掘られており鹿殿神社のもののようです。それにしてもなんで神社名を表示していないのか分かりません。同じ下大和田町内に鹿殿神社があり、こことは500m程度しか離れていないのでなにか関連があるのかもしれません。