Shrine Walker

千葉市内の神社を巡るにあたり、現地で迷子にならないよう参拝前に神社の場所を地図で確認してから向かうようにしています。大体の神社は地図マークと神社名が表示されており千葉県神社庁サイトの住所表記から簡単に見つけ出すことができるのですが、この道祖神社は地図に神社名や鳥居マークを見つけることができなかったため事前に場所を特定できず不安な気持ちで現地に向かいました。帰宅してから再度確認してみるとGoogleMapの場合縮尺を大きくしすぎると道祖神社の場合は名前が消えてしまうようで縮尺を変えると道祖神と表示されていました。

ちなみに道路脇に道祖神が祀られているのを良く目にしますが、あまりにも数が多く実態を把握することが困難なため私の神社巡りでは対象外としています。この道祖神というのは集落の境界等に多くあり、集落の守り神や旅の神様として信仰されていることが多いようです。御祭神である猿田彦大神は天孫降臨の際に道案内をした神様ということで道の神様になっているようです。

稲毛区稲毛町四丁目のJR線路、京成電鉄線路、東関東自動車道に囲まれた地点に道祖神社はありました。両隣の民家に挟まれるように道祖神社の境内があります。狭い境内ですが前の道を通るとここだけ大きな木が生えており意識して神社を探しているとすぐに分かりました。境内には千葉市保存樹木の看板がありタブノキ３本、ムクノキ１本が指定されているようです。

鳥居は金属製のもので奉納時期は不明でしたが新しそうでした。鳥居の神額には「道祖神社」ではなく「道祖神」と書いてあります。前のブロック塀とフェンスを見ると神社というより一般家庭の入口のようです。

入口の扉が閉まっていたので中に入れないのかと残念に思いましたが、手をかけると扉が開いたので中に入って見ました。ちなみに狭い境内なので中に入らなくても全体を見ることができます。社殿？の中に道祖神が祀られていました。中の道祖神は良く目にする石製のもののようでしたが、あえて祠を作り更には神社庁のリストに載っているということで他の道祖神となにが違うのか気になるところです。

社殿？の上にはトタンで作られた覆屋があり屋根の部分には竹箒がありました。今でも地元の方に大切にされている神社のようです。