Shrine Walker

千葉神社の南側に位置する通町公園の隅に位置する弁天様です。弁天様といえば仏教の神様である弁才天のことであり、仏教なのに神社？と思ってしまいますが、神道の神とされていることもあるため神社に祀られていることも多いようです。明治の神仏分離以降は御祭神を「市杵嶋姫命」としている神社が多いようですが、出世弁天の御祭神については不明でした。

千葉神社の近くにあるにもかかわらず、その存在はほとんど知られていない出世弁天。千葉神社側は木が繁っておりここに神社があると分かりませんが逆の西側は５本ある赤い金属製の鳥居が神社の存在感をアピールしています。

社殿手前右側、水がでているので手水舎と思われますが一度バケツで水をうけてから手水石に流れる珍しいタイプ。

社殿手前には水がたまっており橋をわたり社殿に向かいます。小さいながらも弁天池でしょうか。

流造の本殿は屋根も赤く塗られています。雨を避けるためか上部のみの覆屋がありました。手前の弁天池の部分にはトタンで別の覆屋が作られていましたが拝殿の代わりでしょうか？本殿の左側に倒れていた御由緒書きによると、ここの弁財天は弘法大師が彫ったものであるそうです。御堂は戦災で焼失してしまい現在のものは昭和３３年に再建されたものです。

出世弁天の隣にある管理所の前にある石像は出世弁天で源氏再興の祈願を行った千葉常胤の石像がありました。